体に良い様々な栄養素を豊富に含む豆乳。
豆乳の原料である大豆に含まれる栄養成分のうち、
大豆イソフラボンやタンパク質など、主要な栄養素をまとめました。
大豆たんぱく質
大豆にはたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質含有量が牛肉以上のため、「畑のお肉」という別名もある大豆たんぱく質。
たんぱく質は筋肉や皮膚など、体を作るうえで欠かせない栄養素です。
必須アミノ酸の含有割合を示すアミノ酸スコアも100。
たんぱく質が多いだけでなく、効率的に摂取できるのもポイントです。
大豆イソフラボン
豆乳と言えば「大豆イソフラボン」が有名です。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た分子構造のため、女性ホルモンと似た効果を豆乳で得ることができます。
大豆サポニン
大豆サポニンは豆乳の苦み成分。
悪玉コレステロールの原因となる活性酸素を抑えてくれる働きがあります。
肝機能もアップするので二日酔いにも最適です。
大豆レシチン
摂取すると記憶力が良くなるレシチン。
乳化作用もあるのでビタミンなどの吸収をサポートしてくれます。
ビタミンB群
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、 パントテン酸、葉酸、ビオチンの総称です。
豆乳にはビタミンB12以外すべてのビタミンが含まれています。
さらにビタミンB群は水溶性ビタミンのため、豆乳にたくさん溶け出していますよ。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化性作用があるので、大豆サポニンと同様に活性酸素を抑えてくれます。
血の巡りがよくなるので冷えや肩こりなどにも効果があります。
なお、ビタミンEは脂溶性ビタミン。
脂溶性ビタミンは水に溶けないので通常であれば摂取しづらい成分ですが、豆乳には乳化作用のある大豆レシチンも豊富に含まれているので吸収しやすいという特徴があります。
ビタミンK
ビタミンKはビタミンEと同様に脂溶性ビタミン。
ケガしたときの止血効果があるので、子供に豆乳を飲ませるとケガに強い身体になります。
鉄分
つらい貧血には鉄分摂取を。
豆乳をコップ一杯(200ml)飲むだけで一日に必要な鉄分の40%を取ることができます。
さらに、豆乳には赤血球の原料となるビタミンB6、葉酸が豊富に含まれています。
その他成分
糖質、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、亜鉛、銅などなど様々な種類の栄養素がバランスよく含まれています。
その一方で、大豆にはコレステロールが全く含まれていないというのもポイントです。
豆乳はコレステロールを取ることなく、上でご紹介した栄養素を摂取できるおススメの飲み物です。