豆知識

調整?調製?無調整豆乳と調製豆乳の漢字の違いを考察

調整 調製
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無調整豆乳は「調整」、
調製豆乳は「調製
と書きます。

同じ「ちょうせい」ですが、漢字が違うんです。

マメ
マメ
豆乳をほぼ毎日飲んでいますが、
記事を書くまで漢字が違うことに気づかなかった…。

無調整豆乳と調製豆乳の「ちょうせい」の漢字が異なる理由を考えてみました。

無調整豆乳が「調整」を使う理由

無調整豆乳の説明

無調整豆乳を一言で説明すると、大豆と水のみでできた大豆水です。
砂糖などの添加物が入ってなく、大豆本来の味を楽しめる豆乳です。

無調整豆乳についての詳細は下記記事も合わせてお読みください。

豆乳は大きく3種類!無調整豆乳/調製豆乳/豆乳飲料の違い豆乳には■無調整豆乳、■調製豆乳、■豆乳飲料の3種類があります。 ◆それぞれの違いがわからない…。 ◆豆乳の効果も変わるのかしらん…。 という悩みを解消していきます。...

「調整」の意味

無調整豆乳のちょうせいには「調整」が使われています。

そこで「調整」の意味を調べてみました。
ネットで検索してもよいのですが、正確な意味を知るには大御所の広辞苑
ネットの広辞苑HPで調整について調べてみました。

広辞苑によると

ちょう‐せい【調整】
調子をととのえ過不足をなくし、程よくすること。
「意見の―をはかる」
「音量を―する」

とのこと。
調整とは、「ととのえること」が本来の意味のようです。

「無調整」の意味

ここで、無調整豆乳には調整の前に「無」の字がついています。
否定形です。

よって、
「調子をととのえてないから過不足もあるし、程よくしたりしてないこと。」
という意味になります。

つまり、
この豆乳は大豆本来の味そのままで勝負してますよ!!
という意味になります。

マメ
マメ
無調整豆乳を表すにはぴったりの漢字ですね。

調製豆乳が「調製」を使う理由

調製豆乳とは?

次に調製豆乳です。

調製豆乳とは、無調整豆乳に少量の砂糖や塩、香料などを加えて味を調えた豆乳です。
大豆の味が苦手な人でも飲みやすいように味付けされています。

調製豆乳についての詳細は下記記事も合わせてお読みください。

豆乳は大きく3種類!無調整豆乳/調製豆乳/豆乳飲料の違い豆乳には■無調整豆乳、■調製豆乳、■豆乳飲料の3種類があります。 ◆それぞれの違いがわからない…。 ◆豆乳の効果も変わるのかしらん…。 という悩みを解消していきます。...

「調製」の意味

調製豆乳のちょうせいには「調製」が使われています。

「調整」と同様に「調製」についても調べてみました。

同じく広辞苑によると

ちょう‐せい【調製】
① 注文に合わせてこしらえること。
②〔法〕帳簿・台帳などを作成すること。

とのことです。

調整と似た意味となっていますが、
調整が「ととのえること」を意味していたのに対し、調製は「作る」という意味が含まれています。

ちなみに「作る」を広辞苑で調べると

材料にあれこれ手を加えて目的の物をこしらえ出す。

という意味がありました。

まとめると「調製」とは、

注文通りになるように材料にあれこれ手を加えて目的の物をこしらえ出す。

という意味といえそうです。

調製豆乳に当てはめると、

注文通りに(飲みやすく)なるように材料(無調整豆乳)にあれこれ手を(少量の砂糖や塩、香料など)加えて目的の物(調製豆乳)をこしらえ出す。

という意味になります。

このため、調製豆乳には「調製」が使われています。

マメ
マメ
こちらもまた調製豆乳を表すにはぴったりの漢字ですね!

「調整」豆乳にすると…

試しに、調製豆乳の調製を「調整」にした場合について考えてみます。

つまり、「調整豆乳」となった場合です。

この意味を考えると、
調整は「それ自体をととのえること」の意味でした。

豆乳に含まれる固形分の大きさをととのえたり、
豆乳をこしてまろやかにしたり、
…など、豆乳自体をととのえる意味にしかなりません。

調製豆乳の醍醐味である、味付けの要素がなくなってしまいますね。

そのため、砂糖などで味付けする要素も含まれる「調製」の漢字を使った「調製豆乳」が相応しいことになります。

まとめ

無調整豆乳と調製豆乳に使われている「調整」、「調製」の違いを考察しました。

調整と調製の違い

無調整は「味をととのえていない」
調製は「手を加えてこしらえる」

といった意味があることがわかりました。

この意味を知っていれば、

マメ
マメ
あれ、むちょうせい豆乳のちょうせいはどういう漢字だっけ?

と悩まなくなりそうですね!

大豆
大豆
とはいえ打ち間違いもあるかもしれないので、
当ブログで誤字があっても暖かく見守ってくださいな