牛乳アレルギーになると、牛乳はもちろんのこと、
バターや生クリームなどの乳製品が使われたケーキやお菓子も食べられません。
クリスマスや誕生日など辛いですよね。
そこで代案として浮かぶのが、牛乳の代わりに豆乳を使うこと。
牛乳アレルギーの場合、豆乳を飲んでも大丈夫なのでしょうか?
牛乳は豆乳で代用できる?
豆乳スイーツのレシピ
牛乳アレルギーとは?
アレルギーの原因はたんぱく質
アレルギーは主にたんぱく質が原因と言われています。
そのため、たんぱく質が多い食品はアレルギー反応が起こりやすくなります。
ただし、たんぱく質と一言で言っても食品によって分子構造は様々。
アレルギー反応が出るたんぱく質は体質によって異なり、特定の分子構造を持つたんぱく質がアレルギーの原因となります。
牛乳は第二位のアレルゲン
消費者庁の統計によると、牛乳は鶏卵の次に多いアレルギー源です。
日本人に発生するアレルギーのうち、22%が牛乳アレルギーと言われています。
アレルギーの原因カゼイン
牛乳の主なアレルゲンは「カゼイン」と呼ばれる分子構造を持つタンパク質です。
カゼインは火に強く、加熱調理をしてもたんぱく質の分子構造が壊れにくい性質があります。
代わりに豆乳はどうかしら?
牛乳アレルギーの場合豆乳は大丈夫?
牛乳と豆乳の違い
豆乳と牛乳はよく似ています。
豆乳を飲んでも牛乳アレルギーは起こらないのでしょうか。
結論をいうと、豆乳で牛乳アレルギーは発生しません。
豆乳で牛乳アレルギーが発生しない理由
さきほど上でアレルギーはたんぱく質が主な原因という説明をしました。
豆乳の原料となる大豆に含まれるたんぱく質は植物性たんぱく質。
牛乳に含まれる動物性たんぱく質とは全くの別物です。
そのため、豆乳には牛乳のアレルギー物質となるカゼインが含まれておらず、牛乳アレルギーは発生しないといえます。
代用の注意点①:大豆アレルギー
豆乳を牛乳アレルギーの代用にするのは、大豆アレルギーがない前提の話となります。
豆乳の原料の大豆もたんぱく質が豊富な食品です。
そのため、牛乳と同様に大豆アレルギーが発症する可能性はあります。
消費者庁の統計によると、日本人に発生するアレルギーのうち、大豆は第10位。
1.2%が大豆アレルギーと言われています。
1%程度なので牛乳アレルギーよりも低確率となりますが、発生する可能性があることは知っておいた方がよいですね。
また、大豆アレルギーではない方も、豆乳アレルギーになる可能性があります。
豆乳アレルギーはカバノキの花粉症の方が発症しやすい傾向があります。
豆乳を飲んで口が痒くなったら豆乳アレルギーを疑ってみましょう。
代用の注意点②:カルシウム
牛乳を豆乳に置き換えると、牛乳に含まれる栄養素は取ることができません。
牛乳の代表的な栄養素はカルシウム。
豆乳に置き換えるとカルシウム不足になりがちになります。
特に成長期のお子様には小魚や小松菜などのカルシウムが豊富に含まれる食品を意識的に補うとよいですよ。
代用の注意点③:豆乳飲料
牛乳から抽出された成分はチョコなどにも含まれます。
豆乳に置き換えるときに気をつけたいのが豆乳飲料。
豆乳飲料とは、無調整豆乳にイチゴやバナナなどの味付けをした豆乳です。
豆乳飲料によっては牛乳も成分に混ざっていることがあります。
豆乳だからと安心せずに、パックの成分表をきちんと確認したほうがよいでしょう。
豆乳ケーキのレシピ
牛乳アレルギーの場合、牛乳だけでなくバターや生クリームも使えません。
ケーキなどのスイーツを諦める前に、豆乳を利用してみてはいかがでしょうか。
豆乳を使った牛乳不使用のスイーツをご紹介です。
豆乳かぼちゃケーキ
カボチャと豆乳を使ったケーキです。
生クリーム、バター不使用のため、
牛乳アレルギーの方でも食べられますよ。
かぼちゃ………200g
米粉……………30g
豆乳……………200cc
三温糖…………50g
卵………………2個
豆乳ヨーグルトでチーズケーキ
豆乳でできたヨーグルトが市販されているので、牛乳アレルギーの方におススメです。
ホットケーキミックス…200g
豆乳ヨーグルト…………200g
砂糖………………………50g
サラダ油…………………50g
レモン汁…………………大さじ3
まとめ
牛乳アレルギーの方でも豆乳を安心して飲むことができます。
クッキーやケーキなどのお菓子や、シチューなどを作るときは牛乳を豆乳に置き換えてみてはいかがでしょうか。