牛乳寒天は、溶かした寒天に牛乳を加えるだけのお手軽スイーツ。
しかし、
固まらないでドロドロしたり、
二層に分離してしまう…
ということがあります。
牛乳寒天が固まらない原因と対処法をご紹介!
牛乳寒天とは
牛乳寒天は、
牛乳の持つ豊富な栄養分と、
寒天のもつ豊富な食物繊維
を同時に取れる素敵スイーツです。
牛乳はタンパク質やカルシウムが多い飲み物。
寒天にいたってはノンカロリー食材です。
そのような理由から、
混ぜて固めるだけのお手軽デザートなのに、
ダイエット
整腸作用
などが見込める!
ということで注目されています。
牛乳寒天が固まらない…
牛乳寒天の基本的なレシピ
牛乳寒天は、
①寒天を溶かし、
②溶かした寒天液に牛乳を入れ、
③冷蔵庫で固める
だけの簡単レシピです。
しかし単純に見えますが、作ってみると意外と固まらないで失敗する時があります。
そこで牛乳寒天が固まらない理由と、対処法をご紹介していきます。
寒天が固まる温度
寒天が固まるポイントは温度です。
寒天が溶ける温度:90度以上
寒天が再度溶ける温度:70℃以上
となっています。
40度以上で固まり始めるため、冷蔵庫ではなく常温に置いておいても固まってくれます。
牛乳寒天が固まらない理由
理由①:寒天が溶けていない
寒天は牛乳と混ぜる前に一度溶かす必要があります。
寒天が溶けるのは90度以上のお湯です。
寒天の溶かし方
寒天の溶かし方は、
①鍋に入れたお湯に寒天を入れてよく混ぜる
②沸騰させる
③沸騰後も2分ほど加熱する
ポイントは、③の沸騰後も数分加熱することです。
よく煮込んで完全に寒天を溶かしてください。
寒天をよく溶かす
理由②:牛乳を沸騰させた
必ずお湯で溶かしましょう。
牛乳はタンパク質が多いため、熱をかけるとタンパク質が固まり、水分と乳成分が分離してしまいます。
一度固まってしまうと水分とタンパク質が分離してしまい、寒天でも均一に固めることが難しくなります。
牛乳は沸騰させない
理由③:牛乳が冷たい
冷えた牛乳を混ぜてはいけませんよ。
冷蔵庫から出したての牛乳は非常に冷たいです。
冷たい牛乳を寒天液に入れてしまうと、一部が急速に冷えてしまいます。
冷えると寒天が固まりますが、この時に固まりやすい成分から優先的に固まってしまうので牛乳寒天が分離してしまいます。
均一に固めるために、牛乳を一度人肌程度に温めてから寒天液に加えましょう。
牛乳は混ぜる前に一度温める
理由④:すっぱいものを一緒に混ぜた
寒天の繊維は酸に弱い性質があります。
酸性のものを寒天と一緒に煮てしまうと寒天の繊維が切れてしまい、固まらないことがあります。
すっぱいものを混ぜるときは
寒天をしっかり溶かした後、寒天が冷めて固まりだす前に混ぜるようにしましょう。
温めた牛乳と同じタイミングで混ぜれば失敗しづらいと思います。
すっぱい果物を混ぜるときは牛乳と同じタイミングで!
ドロドロになった牛乳寒天を戻すには
というときは、諦めずに再加熱してみてください。
70度以上にすれば寒天が再度溶け始めます。
一度溶かしてまた固め直すことができるかもしれません。
ただし、牛乳は温めるとタンパク質が固まってしまいます。
また、すっぱい果物を入れた場合は再度やり直すことは難しいです。
そのため、すでに牛乳や果物などを入れてしまっているときは諦めましょう。
固まらなかったから失敗…
とはいえ、フルーチェのようなどろっとした食感や、味自体は美味しいので、私は好きです。
まとめ
牛乳寒天はお家で手軽に作ることができるデザートですが、失敗すると固まりません。
作るときは上でご紹介したポイントを試してみてください。
牛乳寒天を美味しく食べて、体の中からキレイになりましょう。