保存のポイント

豆乳は冷凍保存できるか試してみた!冷凍方法のポイント、おすすめの冷凍料理レシピ

豆乳 冷凍保存
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豆乳は200mlパックより1Lパックの方が安いです。
せっかくなのでついつい1Lの方を買ってしまうけれど、飲みきれないこともありますよね。

そんな時は他の食材と同様に冷凍庫で冷凍保存したいものです。

本記事の概要

  
◆豆乳も冷凍保存できるのか。
◆味や触感は変わるのか。
◆冷凍時のメリット、デメリット。
◆冷凍する時のおすすめのレシピ
 

を実際に試して確認しました。

豆乳の賞味期限

一般的な豆乳の賞味期限は

開封済の場合:2、3日
未開封の場合:3ヶ月以上

程度といわれています。

豆乳は無菌状態で販売されているので、未開封であれば常温で3か月以上の長期保存も可能です。
あえて冷凍保存をする必要はありません。

しかし、一度開封してしまうと紙パックによる無菌効果がなくなるので菌が繁殖しやすくなり、2、3日で飲み切らないと傷んでしまいます

マメ
マメ
とはいえ、1Lも入っている豆乳を2,3日で使い切るのはしんどいですよね。

豆乳は冷凍保存できる?

余った食材は冷凍すれば、ある程度賞味期限を過ぎても傷みません。

マメ
マメ
豆乳も冷凍保存すればよいのでは!

と思い立ち、実際に我が家の豆乳を冷凍保存してみました。

豆乳の冷凍保存を試してみた

実験状況は以下の通りです。

①豆乳1L紙パックを開封して、豆乳一杯分をコップに注ぐ。

マメ
マメ
一杯分をコップに注いだのは、余ってしまった感を出すためです。
コップの豆乳はおいしくいただきました。
大豆
大豆
以降は紙パックに残った豆乳で実験しています。

②豆乳を紙パックのまま冷凍保存。

紙パックのキャップは閉めた状態で冷凍庫に入れました。

③2週間放置冷凍庫にて2週間寝てもらいます。

1L容器は大きいのでかさばります。

マメ
マメ
冷凍庫の他の食材のスペースが減るのでかなり邪魔…(笑

④2週間後に解凍

冷凍庫から取り出し、飲んでみました。

冷凍保存してみた結果

結論:冷凍保存は可能といえば可能

開封後2週間たった豆乳。
通常であればドロッとしていて飲んでよいか悩むレベルです。

とはいえ実験なので、飲んで確認する必要があります。
自然解凍して溶けかけた豆乳を恐る恐る一口味見。

マメ
マメ
…大丈夫そう。

しばらく様子を見ましたがお腹を壊すことはなさそう。

以下でご紹介しますがシャーベットなども試してみたりして、無事飲みきりました。
ほっと一安心です。

飲んだ感想も交えつつ、豆乳を冷凍したときのメリットデメリットを書いていきます。

冷凍保存のメリット/デメリット

冷凍保存のメリット①:開封後も長持ち

冷凍保存の一番のメリットは開封した豆乳を長持ちさせることだと思います。

通常であれば2、3日を目安にお飲みくださいですが、
冷凍保存すれば、ひとまず2週間後でもお腹を壊すことなく飲むことができました。

ただしお腹を壊さなかったのは、開封後すぐに冷凍したからなのかもしれません。
開封後すぐに冷凍すれば紙パックへの空気中の雑菌の混入の可能性が少ないのと、
開封後しばらくしてから保存すると、その時点である程度傷みが進行していると思うからです。

マメ
マメ
もしくは運がよかったのかも。

飲めるかどうかは自己責任で判断ください。

冷凍保存のメリット②:栄養素の変化が少ない

自分で検査機を買って調べたわけではありませんが、大豆の栄養素は冷凍しても若干の変化しかしないと言われています。

言い換えると、栄養素も少しは減ります。
豆乳の効果を得るために飲むのであれば、冷凍せずに飲む方がよいでしょう。

◆開封後も長持ちする
◆栄養素の変化が少ない

冷凍保存のデメリット①:おいしくない

次にデメリットについてです。
一番のデメリットはやはり、おいしくないことでした。

一度冷凍すると味や風味が落ちるようです。
豆乳と思えば豆乳ですが、豆乳のまとわりつくような大豆感が少なくなります。

大豆
大豆
味は落ちても栄養素はあまり変わらないそうなので、解凍後は料理に使いましょう

解凍後の豆乳を飲料用途で使うのはおいしくないのでやめるのが無難ですが、

マメ
マメ
新しい風味を生み出したと思えばあるいは…

冷凍保存のデメリット②:のどごしが悪い

ビールのような表現になりましたが、のどごしを悪く感じます。

解凍後の豆乳をよくよく見てみると、液体と固体に分離していました。
よく混ぜると若干液状に戻りますが、飲むとぼそぼそします。
一度冷凍すると元の状態には戻らないということが分かりました。

マメ
マメ
おからのような感じになるので、料理に使う予定であればよいと思います。

冷凍保存のデメリット③:容器が邪魔

私の冷蔵庫だけかもしれませんが、冷凍庫より冷蔵庫の方が容量が大きい作りです。
その少ない冷凍庫の中をどどんと豆乳(1L)が占めます。
その存在感たるや。

実験中の2週間、じわじわと感じたデメリットです。

マメ
マメ
アイスを~お肉を~
冷凍庫に入れたいよぉ…

冷凍保存のデメリット④:少しずつ使えない

今回の実験では、1L容器ごと冷凍→解凍しました。
解凍するときは、当然紙パック内の豆乳全てが解凍されます。

冷凍前に一口しか飲まなかったので、解凍された豆乳は大量です。
結局解凍しても大量の豆乳を使いきれないことが起こりそうでした。

少し使っては冷凍し、また使うときに解凍し…
と繰り返してもよいのですが、一度の冷凍でもかなり味が落ちます。

何度も冷凍→解凍を繰り返すのはやめた方が良いと思います。

マメ
マメ
豆乳を少しずつ使いたのであれば、
製氷機に入れて冷凍するとよいかも。

よく洗った製氷機(家庭で四角い氷を作るときのあれ)に豆乳を注ぎ、空気になるべく触れないように急いで冷凍庫に入れましょう。
小さな氷の状態で少しずつ使えるので、何度も冷凍→解凍を繰り返す必要がなくなります。

◆おいしくない  
◆のどごしが悪い
◆容器が邪魔
◆少しずつ使えない  

冷凍保存したときの容器

今回は紙パックごと冷凍庫に入れました。

マメ
マメ
冷凍して紙パックが破けたら大惨事…

なども考えていたのですが、
紙パック自体にひび割れなどの破損は発生していませんでした。
解凍したときも豆乳が漏れだしていなかったので、たぶん間違いないです。

冷凍するときは紙パックのままで問題ないようです。
ただし、上のデメリット④で記載したとおり、一度に紙パック分の豆乳が解凍されます。
結局あまると思うのであれば、製氷機に移し替えて冷凍したほうが使い勝手は良いと思います。

豆乳を冷凍保存するならシャーベットに

上でメリット、デメリットをまとめたように、できるなら豆乳は冷凍保存せずに飲み切った方がおいしいです。

しかし、

マメ
マメ
多少味は落ちてもよいから、開封後も長く使いたい!

という気持ちの方が強ければ冷凍保存も選択肢に入るかと思います。

マメ
マメ
使いきれずに捨てるのが一番もったいないですものね。

ただし、デメリット①のとおり、解凍後の豆乳をそのまま飲むのはおいしくありません。
せっかく凍っているからとシャーベットにしてみました。

豆乳シャーベットの材料

無調整豆乳 200ml
レモン汁 大さじ1
はちみつ 1/4カップ

豆乳シャーベットの作り方


冷凍庫で固めた豆乳を取り出します。


①とレモン汁、はちみつをミキサーにかけて混ぜます。


完成。

②で溶けてしまうようなら再度冷凍庫に入れましょう。
シャーベットにしたところ、レモンやはちみつも入れたため、豆乳を感じつつおいしく食べられました。

豆乳をホワイトソースにしてから冷凍もおススメ

豆乳を冷凍しても料理にしか使えないため、
順番を逆にして、先に豆乳を調理してから冷凍する方がおススメです。

そこでおすすめなのが豆乳ホワイトソース

ホワイトソースは作るのが面倒ですが、
一度作って冷凍すれば何度も使えるし、
クリームシチューやパスタ、グラタンなど用途が多いです。

また、豆乳を調理に使うと豆乳の大豆臭さを感じにくくなるので、豆乳が苦手な人にもおすすめです。

豆乳ホワイトソースの材料

無調整豆乳  600mlほど(3カップ)
小麦粉    大さじ4
コンソメ   1個(なくてもOK)

豆乳ホワイトソースの作り方


豆乳を冷蔵庫でよく冷やしておきます。


フライパンに小麦粉とお好みでコンソメを入れ、豆乳を少しずつ入れていきます。豆乳を入れるたびによく混ぜてダマにならないようにします。豆乳が冷えているほどダマになりにくいです。


マロっと程よい固さになるまでぐるぐる混ぜ続けます。


粗熱を取り、ジップロックなどに入れて小分けしてから冷凍保存します。


使うときは自然解凍し、お好みで豆乳や牛乳などで延ばして使いましょう。

先に調理してから冷凍すれば、豆乳を冷凍→解凍して飲んだ時のおいしくなさも感じず、
小分けして保存しているのでとても使いやすいです。

まとめ

豆乳は冷凍保存すると風味や味がおち、ぼそぼそします。
飲料用途よりも料理に使う方がよいですよ。

おススメの調理法は豆乳シャーベットと豆乳ホワイトソース。
使いきれなかった豆乳を捨てるのはもったいない!という方はぜひお試しください。

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