大豆は卵や牛乳ほどではないものの、アレルギー反応が起こり得ます。
大豆アレルギーになると納豆、醤油、味噌、豆腐、豆乳などの大豆加工食品も除外する必要があるのでしょうか。
大豆アレルギーの症状
除外すべき大豆食品
大豆アレルギーについて
大豆アレルギーの原因
大豆に限らない話となりますが、アレルギーは主に食品に含まれるたんぱく質が原因となります。
たんぱく質を含む食品を食べると、身体が一部のたんぱく質を異物として認識し、自分の身体を防御するために過剰な反応を起こすことがあります。
この状態をクラス1食物アレルギーともいいます。

大豆は「畑の肉」と言われるほど良質なたんぱく質が多く含まれているため、アレルギーにもなり得ると言えます。
大豆アレルギーになる割合
大豆はたんぱく質含有量の多い鶏卵、牛乳、小麦、米と合わせて5大アレルゲンといわれています。
しかし実際は、大豆、米のアレルギー発症はそれほど多くなく、消費者庁の統計によると大豆は第10位。
全体のうちの1.2%が大豆アレルギーと言われています。
大豆アレルギーは他のアレルギーになりやすい食品に比べて割合は少ないですが、注意は必要です。
大豆アレルギーの症状は?
大豆アレルギーが発症すると、皮膚や呼吸器官にアレルギー反応が現れます。
かゆみ
鼻水
じんましん
嘔吐や下痢
呼吸困難
アナフィラキシーショック
など
アナフィラキシーショックとは?
アレルギー反応でかなり危険な部類となるアナフィラキシーショック。
アナフィラキシーショックとは全身性のショック症状です。
ハチに刺されたときになるのが有名ですが、食物アレルギーでも起こりえます。
厚生省食物アレルギー検討対策委員会の全国調査によると、アナフィラキシー反応が起こりやすい食べ物の1位は卵です。
以降、牛乳、小麦、魚類、そば、エビ、果物、ピーナッツ、大豆の順で発生します。
大豆は卵や牛乳などと比較するとアナフィラキシーの原因になりにくいものの、注意は必要です。
食べられる食品と除外する食品
以下では、大豆アレルギーのときに食べられる食品と除外するべき食品の例を載せています。
以下には「食べられる」と記載しているものもありますが、大豆アレルギーの重症度によってはアレルギー反応が起こることもあります。
少量ずつ試してみて症状が出ないかどうかを自己責任でご確認ください。
また、症状が出たり気になることがありましたら早めに医師にご相談ください。
味噌や醤油などの発酵食品

味噌や醤油は製造時に大豆を加熱、発酵してできた食品です。
加熱、発酵段階で大豆のたんぱく質が変形し、アレルギーとなる分子構造とは異なる構造になりやすいと言われています。
そのため、味噌や醤油、納豆などの発酵食品はアレルギー反応が現れにくい食品となります。
大豆、枝豆、黒豆

大豆の種類には
黒大豆(黒豆)
青大豆(枝豆)
があります。
いずれも大豆のたんぱく質が含まれるため、大豆アレルギーの方は控えるべき食品です。
もやし

もやしの原料には、
大豆以外にも緑豆が使われる場合があります。
スーパーで安く出回っているもやしは緑豆もやしが多いです。
緑豆もやしは大豆とは異なるたんぱく質構造のため、食べることができます。
気をつけたいのが豆もやし。

豆もやしは大豆の芽から作られたもやしなので、除去する必要があります。
豆乳、湯葉、きな粉

豆乳は大豆の絞り汁。
湯葉は豆乳のたんぱく質が固まったもの。
きな粉は大豆をすりつぶしたもの。
という作り方なので、大豆たんぱく質がそのままの状態で豊富に含まれます。
大豆アレルギーの方は除去しましょう。
なお、大豆アレルギーでない方も豆乳アレルギーになることがあります。

豆腐、厚揚げ、油揚げ

豆腐は豆乳ににがりを加えて固めたものです。
厚揚げ、油揚げは豆腐を揚げたもの。
豆腐として固まる際にたんぱく質の構造が大豆と変化するため、食べられる可能性があります。
他の豆類

大豆以外の豆として、
小豆、いんげん豆、えんどう豆などがあります。
これらの豆は大豆のたんぱく質の分子構造とは異なるため、食べることができます。
ただし、十分な症例が集まっていないので注意は必要です。
その他大豆成分が含まれる食品
乳化剤を含む食品
大豆に含まれるレシチンは、水と油を混ぜるときに使う乳化剤としても使用されています。
乳化剤はカレーやシチューのルウ、コーラ、チョコレートなどにも含まれます。
また、食品ではないですが化粧品に含まれることもあるので、敏感肌の場合はアレルギー反応が出る可能性もあります。
大豆油

大豆から取れる大豆油はマヨネーズやサラダ油、マーガリンなどの原料に使われます。
大豆油を精製する工程でたんぱく質が少なくなるので、大豆アレルギーが軽度であれば問題なく食べることができます。
しかし大豆成分が含まれることは知っておいたほうが良いでしょう。
大豆が含まれているか確認する方法
大豆アレルギーの程度によりますが、食品を食べる際に大豆が含まれているかどうかを原材料欄を見て確認する必要があります。
特定原材料の表記
食物アレルギー症状を引き起こしうる食品のうち、とくに発症者数や症状の重症度が高い食品7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)は「特定原材料」に指定されており、使用の際には表示義務があります。
さらに「特定原材料に準ずるもの」として20品目が指定されており、こちらは表示義務はなく、表示を推奨されています。
大豆は表示義務がある?
大豆は特定原材料に準ずるもののカテゴリーのため表示義務がありません。
大豆加工食品であっても原材料欄に大豆が記載されていない場合があります。
判断が難しい場合は、製造メーカーに確認しましょう。
まとめ
大豆は栄養価も高く、食品を作る際にも活用できるので大豆製品があふれています。
アレルギーになった際は成分表示を確認するようにしましょう。