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大豆タンパク質をとりすぎると?過剰摂取は便秘などの原因に

大豆たんぱく質 取り過ぎ
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豆乳には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質は筋肉、皮膚、骨、髪など、体の成長に欠かせない成分です。
しかし、たくさん食べればよいというわけでもなく、大豆たんぱく質をとりすぎると逆効果になることも。

適量を摂取するのが大事というお話。

本記事の概要

大豆に含まれるたんぱく質の含有量
たんぱくが不足すると?
大豆タンパク質のとりすぎに注意!

大豆のたんぱく質含有量

豆乳の原料である大豆にはたんぱく質が豊富に含まれています。

食品成分表によると、100gあたり、

国産の乾燥大豆…………33.8g
茹でた状態の大豆………14.8g

つまり、大豆のおよそ1/3はたんぱく質でできています。

なお、一日に必要なたんぱく質の平均は
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によると、

成人男性………60g
成人女性………50g

大豆は茹でた状態でも14.8gのたんぱく質が含まれているので、一日に必要なたんぱく質の1/3を得られることになります

タンパク質が不足すると

マメ
マメ
タンパク質が不足するとどうなるの?
大豆
大豆
不足すると病気になりやすくなります。

たんぱく質は体を作る構成要素。
不足すると筋肉などが作られなくなるので疲れやすくなります。
また、成長期の方は身長が伸びなくなる可能性があります。

さらにタンパク質は酵素やホルモンなどを作るときにも使われています。
タンパク質が不足すると免疫力が低下するため抵抗力が弱くなり、風邪やインフルエンザなどの病気になりやすくなります。

疲れやすい
身長が伸びなくなる
免疫力が低下
風邪やインフルエンザにかかりやすい

大豆タンパク質をとりすぎると?

タンパク質が少ないと病気になりやすくなります。
一方で、タンパク質を摂りすぎるのも問題があります。

腸内環境の悪化

タンパク質を摂りすぎると、吸収されなかったたんぱく質は腸内に運ばれます。

腸内には善玉菌、悪玉菌などの細菌がいます。
健康的な腸であれば善玉菌の数が悪玉菌の数より多く、善玉菌が作る乳酸や酢酸によって腸内が酸性になり、悪玉菌の増殖を抑えてくれます。

善玉菌が多いと、
腸内運動が活発
食中毒予防
腐敗の抑制
ビタミン生成
コレステロール低下

しかしたんぱく質をとりすぎると、たんぱく質は悪玉菌のえさになってしまいます。
えさが増えると悪玉菌の割合が増えるため腸内環境が悪化します。

そのため、善玉菌が多かったときのメリットがすべてデメリットに変化します。

悪玉菌が多いと、
腸内運動が低下
食中毒になりやすい
腐敗する
体内のビタミン減少
コレステロール増加

便秘になりやすい

上の理由により悪玉菌が増えると、腸での吸収が減ってしまいます。
たんぱく質をそもそも過剰に摂取している状態なのに、吸収されないとなるととたんぱく質が溜まってしまいます。
その結果、腸がふさがれて便秘になりやすくなります。

また、悪玉菌は腸の中の食べ物を腐敗させる働きがあるため、アンモニアなどの臭いガスが発生します。
この臭いガスがおならとして体外に出るため、おならも臭くなります。

肝臓、腎臓にダメージ

腸に溜まったたんぱく質は少しずつ窒素に変換されます。
窒素は肝臓でアンモニアを経由して無害な尿素になり、腎臓で濾過されて尿として排出されます。

たんぱく質が多いと窒素も増えるため、窒素を体外に放出するために肝臓、腎臓の仕事が増えることになります。
たくさんの仕事を請け負って負担が増えた肝臓、腎臓はそのうち過労で倒れてしまいます。

特に腎臓病は初期症状がほとんど出ないと言われています。
腎臓に病気が見つかった場合はすでに末期症状だったということが多いので、リスク回避のためにもたんぱく質過多な食生活の方は見直すとよいですよ。

大豆たんぱく質の取りすぎの量の目安

大豆たんぱく質を取りすぎると様々な影響が出ることが分かりました。

マメ
マメ
取り過ぎってどれくらい?
大豆
大豆
具体的な基準はありません

取り過ぎはよくないという研究結果は各種あるのですが、
実際大豆たんぱく質をどれくらい食べたら取り過ぎとなるのかに関するデータの裏付けはありません。

マメ
マメ
それじゃどれくらいか分からないの

たんぱく質を過剰摂取すると悪玉菌が増えます。
その結果、おならが臭くなるため、臭いおならが出たら腸内環境が悪化していると考えて良いかもしれません。

ただし、腸内環境の悪化はたんぱく質の過剰摂取以外にも、ストレスなどの影響も受けます。

とはいえ、おならの臭さは腸内環境の目安程度にはなるといわれています。

まとめ

大豆たんぱく質をとりすぎると起こる問題についてまとめました。
たんぱく質をとりすぎると様々な症状がみられます。

足りないのも問題ですが、取りすぎないように注意しましょう。